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夢の散歩

お腹が痛い。知らない町。代々木という文字がちらりと見えたような気もする。代々木なのだと思う。トイレを探す。古ぼけた病院が見える。病院にはトイレがある。あそこに行こう。意識の底で精神科病院と思う。木造病院の和式トイレにしゃがんでいる。うんこが出る。看護師が二人入ってくる。太った女性。よく見るタイプの看護師。摘便する。私の肛門に指を突っ込んでいる。下痢なのになんで摘便するんだろう。感触が残る。脱ぎ捨てられて汚れたパンティーが落ちている。看護師詰所のような場所にいる。雑然とし古びている。机や衝立やカルテのファイルが見える。無表情な医者が3、4人。私の周りにいる。いわゆる私にセックスを迫っている。あくまで無表情に精神病患者の話を聞くような口調で、でも内容は私にセックスを迫っている。私は治療を受けている精神病の患者のように、おびえながら拒否している。どういう訳か赤ちゃん語になっている。泣いているような気もする。精神科医はカルテのバインダーを持ちながら青白い顔で私を凝視している。セックスするならもっと若い人にしたらいいのに。そう思っている。胎児のように私は縮こまっている。上半身裸のような気もする。おっぱいは若い時の少女のようだ。小さいがツンとしている。両手のこぶしをあごの下で握りしめている。そばで看護師3人が笑顔で立っている。みんな紺色のカーディガンを着ている。一人は青い花柄のワンピースだ。花柄のワンピースの看護師の後ろに紺色のカーディガンの看護師が回り、髪の毛を掴んでもう一方の手で大きな乳をわしづかみにしている。やられている看護師は嬉しそうに笑っている。見ている看護師も笑っている。いじめだなと思う。精神科医がざわざわと動きだす。やばいと思う。どうやって逃げよう。私の荷物が床にちらばっている。財布がない。すると医師が財布を持ってきた。いつもの不思議の国のアリスの財布。持って出たはずのない物、家にあるはずのものがそこにある。CDに入ったPCの情報。私の情報が持ち出されていると思う。ざわざわしていた医師たちは何らかの理由で私を開放することにしたらしい。看護師がやさしく出口を教えてくれる。私は荷物をかき集めている。板張りの廊下をつたって、すのこが敷いてある小学校のげた箱のようなところに出る。私の靴がない。看護師がニコニコとかかとがほとんどなくなったグレーの便所サンダルを履いていきなさいと私に言う。もう終わったんだから大丈夫よというような表情で妙に優しい。にこにこが顔に張り付いている。外に出る。私はタクシーを探そうと思う。一台の軽トラックが止まっている。半年も洗ったことがないようなほこりだらけの軽トラだ。屋根に黄色くTAXと字が読める。カーネルサンダーソンの上半身が助手席に乗っている。運転手は帽子をかぶり無表情だ。精神科医が私の症状を書いたメモ用紙を運転手に見せている。精神遅滞。幼児的言語。感情不安定・・・・。

目が覚めた。


お腹が痛くて何も食べないで寝た。
ひどく疲れていた。
海辺のカフカを読んだ。
つげ義春を読んだ。
友人のブログの内容にちょっと困っていた。
台風の前だった。
生まれたての赤ちゃんに会った。
私は決断できないことがあり命令されたがっていた。

夢は解かりやすい。


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ワタナベ

最近、つげ義春の『貧困旅行記』をしみじみ読みました。
夢は分からなくていい分、親しみやすいときも。
それにしても、凄い夢ですね。
私は、田代まさしになる夢を見て以降、ろくな夢をみていません(笑)。
眼を開いたまま観る夢のことを考えています。
夢見る力の回復を願いつつ。
by ワタナベ (2009-09-01 10:11) 

NOBUCHAN

貧困旅行記私もしみじみです。夢は体調なども教えてくれて面白いですね。
by NOBUCHAN (2009-09-01 12:08) 

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